
赤ちゃんから老人、ガンダムからポケモンまで
声優のテクニック
一人で様々な役を自然に演じ分けるには、自分の声をデザインする感覚が必要です。さらに正確なコントロールが必要です。思ったような声がいつでも出せるテクニックを身につけます。そして声にもメンテナンスが必要です。



アーティストは限りなく成長していける!
「ウタ・ハーゲン」
求められる表現は時代と共に大きく変わっています。テクニックを磨いた上で、さらに感受性豊かな表現を身につける。一流のアーティストになることを目指しましょう。生まれつき素質があると思っている人こそ、努力が必要なのです。経験と感覚だけで生きていける時代は終わりました。



教える、鍛える、伸ばす、そして磨く
塾の4本の柱
私達の長い経験がそのまま皆さんの役にたつ事はあまりありません。過去から学ぶのではなく、今ある才能を伸ばす、個性を磨く、身体や脳を鍛える、そちらの方が重要です。教えるのは、見いだした弱点、欠点の解決法です。弱点欠点は、個性、長所、となりうる宝かもしれないのです。



「使わない筋肉は一日で3%細くなる」近藤誠
ここ何年かで解剖学が進み、発声の仕組みが明解になりました。それまで発声や滑舌は生まれついての才能だと思われていました。声楽家の数だけ指導法があると言われ、先生のマネをして覚えるしかないと考えられていたのです。ところが鍛えれば誰でも良くなる事がわかって来たのです。指導法も大きく変わります。



楽しく興味を持つ事で才能は伸びます
脳科学の進歩は演技法にも革命をもたらしました。感情や情動のプロセスが解明され、天賦の才ある者にしか出来ないと思われていた表現に手が届くようになったのです。型を覚える歌舞伎や能、狂言は厳しい稽古が必要かもしれませんが、近代劇特に映画演技に、型はいりません。



大切な「感受」、「浸透」、「反応」という過程 板東玉三郎
演技にとって大切な「感受」、「浸透」、「反応」という過程、坂東玉三郎さんの言葉です。草創期に活躍し黄金時代を生きた声優の先輩は、ほとんどの人が放送劇団出身者でした。オーディオドラマ(ラジオドラマ)で培われた、オーディオの演技だったのです。聞く者の想像力をかき立てる繊細な表現は、玉三郎さんの演技論にも通じるものでした。



仕事のはじまりボイスサンプル
雑誌で言えば、表紙、営業マンなら名刺、仕事をとるためになくてはならないのがボイスサンプルです。宅録で仕事が出来る時代。最高のボイスサンプルが出来れば、必ず道は開けます。



目標のあるレッスンを
ライブでお客さんの心にとまらなければ、本物のプロにはなれません。稽古の為の稽古はもう終わりにしましょう。かならずクライアントの要求に応えられる最強のタレント育成を目指します。


声をデザインし、メンテナンスし続ける
いつまでも永遠に若い声を保ちたい!70才を過ぎても小学生の役が出来る声優の声って??どうなってるの?45年も続く番組さざえさんの出演者、まったく年をとらないアニメーションキャラクター、その声優になるためには、どうすれば良いのでしょう。才能のある人ほど、見えないように、努力を続けているのです。車も定期的にオイルや部品を交換しメンテナンスしています。車も新車の時の手入れが重要なように、習い事もスタートが大事です。人間の声も絶えずメンテナンスが必要なのです。
本物の演技者になる為に
春になると、進級審査、オーディションの結果情報が次々と入ってきます。年々厳しくなる中、大手のプロダクションに合格する人の傾向がはっきり見えてきました。落ちる人と合格する人とのラインが明確になっています。
